純 高知尾
音楽劇「星の王子さま」終了^^






トワイライトコンサート1969回の歴史の中で演劇は初めてのようです(笑)
「星の王子さま」
事前に告知していたのでお客様ももちろん小節を読んできていただいたことと思いますww
改めて大人になってちゃんと読んでみると、本当に素敵な作品だと思いました。
難しい言葉や言い回しもいっさいなく、使われている単語もシンプル。
だけど、作品の中で出てくる会話、王子さまが気付いた事ひとつひとつが心に響きます。
物事は心で見なくてはよく見えない。
いちばん大切なことは目に見えない。
その通りですね。
今回初めてこういった演劇を自らやりたくなったのは、ずっとミュージカルの仕事をして俳優の方と仕事をする中で色々思うことがあったからです。
ミュージカルはご存知の通り音楽があり、お芝居があり、ダンスがある総合エンターテインメントですが、やはり音楽がかかわる比率が多いです。
なので、お芝居を中心とした演劇、つまり音楽劇をやってみたくなりました。
トワイライトコンサートは生演奏にこだわっていますので、お芝居も生演奏でやろうと!
鈴木莉菜ちゃんが60分もの台本を作ってくれて、音楽は私が編曲。
リハをしていくなかで、台本に書かれているたくさんの文字は楽譜でいう音符に感じました。
例えば俳優がリハ中にセリフを間違えたとしても、その間違え方もセンスであり、上手な俳優であればそれがミスであるように聞こえない。
おさえるべきところはおさえる、でもアバウトで全然良いこともたくさんある。
それって、音楽家も一緒だなって。
つまり、おたまじゃくしを一個一個正確に読み取ることも大事だけど、最終的にはおたまじゃくしを正確に弾くこと=すばらしいことではないんです。
そんな共通点が見出せて、なんだか嬉しくなっちゃった^^
最後に、少人数の音楽のコンサートと違って、演劇というものは1回2回の稽古ではとても完成しないんです。
1人2役あればメイクも変われば衣装も変わる。
比べるわけじゃないけど、普段のギャラと同じ設定でお芝居をするのはなかなか実現できないものです。
私のわがままでみんな骨を折ってくれて、心から感謝です。
せっかく作ったこのパッケージ、もっともっと色々な場所でやってみたいな^^
なにしろ星の王子さまは名作です。
第1969回トワイライトコンサート
音楽劇「星の王子さま」
脚色:鈴木 莉菜
出演
鈴木 莉菜(俳優) 今井 瑞(俳優) 冨田 浩児(俳優) 児玉 愛里(俳優)
高知尾 純(ピアノ)
京成ホテルミラマーレにて。